県民性?

県民性(けんみんせい)とは、各都道府県人の地域ごとの特色です。考え方や気質だけでなく、風土や食文化の傾向などは、古くから人々の関心を集め調査の対象とされてきました。それらの情報をまとめています。※当ブログの記事の中にはプロモーションが含まれる場合があります。

県民性について2024年版

2024年度版として県民性について改めて。

 

県民性(けんみんせい)とは、日本の各都道府県に所属する人々の地域ごとの特色です。「都道府県民性」の略称であり、特定の県に限らず全ての都道府県について言及されます。県民性には、考え方や気質だけでなく、風土や食文化の傾向、住宅や自動車などの購買金額の差、預貯金の金額の差などの要素が含まれます。要素ごとに、それがはっきりと現れる県と、漠然としてあまり明確には現れない県があります。地域ごとの気質や文化の違いは古くから人々の関心を集め、調査の対象とされてきました。

 

県民性を作り出す原因

各県ごとに歴史背景は大きく異なりますが、県民性を作り出しているものとしては歴史や風土が挙げられます。あるいはもっと具体的に、地形や気候、人口、産業といったものを原因として挙げる人もいますし、地域ごとに流布状況の異なる宗派(宗教)の影響も挙げられます。例えば、富山県などの北陸地方では、親鸞の創始した浄土真宗の影響が強く残っていて、人々のものの考え方、価値観に影響を及ぼしているとされています

(それが勤勉で忍耐強い県民性につながり、富山県が持ち家比率が全国一、福井県や石川県もそれに続く数字である、という分析も)。

 

表現の変遷

そもそも「県民性」というのは比較的新しい言葉です。

もともとは「お国柄」と呼ばれていました。

 

戦国時代に成立したとされる『人国記』は、当時の各地の風俗・気質の違いを律令制に基づく国ごとに記されています。武田信玄はその内容を参考にして戦いを有利に進めていたともいわれています。江戸時代初期には、この『人国記』の改訂版『新人国記』も出版されました。

 

近年では、日本放送協会による調査などが行われています。また、県別の統計データを集めたデータブック集なども複数出版されており、ビジネスマンたちはそれを活用して、ある商品が売れやすい県、売れにくい県などを考慮しつつ、県ごとの出店計画立案などに役立てられいるようです。